愛媛県歴史文化博物館 学芸員ブログ『研究室から』
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2012.10.26 Friday,
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坪ケ谷新四国(西予市宇和町)を訪ねて 3終

愛媛の札所に入ります。42番(愛媛・仏木寺)は大きな岩肌に祀られていました。このあたりから、明石寺の鐘の音が山中に響いてきます。しばらく山道を下ると眼下に明石寺の屋根が見えてきました。坪ケ谷新四国の43番(愛媛・明石寺)は、実際に順路で本四国の明石寺を廻るようにつくられていました。

 では、ミニ四国専用の明石寺の札所は存在するのか? 明石寺の境内にはなかったのですが、寺を後にして、再び坪ケ谷新四国の順路を進むと、坪ケ谷新四国の43番(愛媛・明石寺)はありました。このあたりの道は、本四国の遍路道にもなっていて、白装束姿のお遍路さんの姿を見かけます。番外札所の十夜橋、生木地蔵もあります。



43番(愛媛・明石寺)

    62番(愛媛・宝寿寺)から俳句の径となります。このあたりは緑豊富な野原の道です。66番(徳島・雲辺寺)あたりから、眼下に愛媛県歴史文化博物館、遠くに歯長峠が見え、展望は抜群。




展望抜群! 眼下に歴史文化博物館を臨む

 77番(香川県・道隆寺)を過ぎると歴史文化博物館への遊歩道の入り口があります。手すりのついた階段を下っていくと雨山公園に到着。園内には大師堂があり、かたわらに88番(香川・大窪寺)の石仏が配置されています。ここがゴール地点。結願となります。



大師堂 88番(香川・大窪寺)

   坪ケ谷新四国のコースを1番から88番まで通しで歩いて回りました。ミニ四国を創設するにあたり、そのルートの設定や札所の選択、配置をめぐって、地形的条件や近隣にある本四国の札所をうまく組み込み、よく工夫されてつくられていることがわかります。なお、開明学校には、坪ケ谷新四国が創設された頃の卯之町を描いた「天保時代の卯之町全景図」が展示されています。これらの古い絵図と照合しながら、さらにその歴史を探るのも興味深いですね。

2010.05.15 Saturday,17:53
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2012.10.26 Friday,17:53
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