愛媛県歴史文化博物館 学芸員ブログ『研究室から』
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2012.10.26 Friday,
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駕籠の修復(その2)

 駕籠の修復について紹介していますが、作業はどんな感じだったのか気になるところですね。作業の様子は、ちゃんと業者さんが写真を撮っておいていただいたので、その写真を交えながらご紹介します。
 屋根の剥がれている部分は、部分的な補修を考えていましたが、上手くいかないとの連絡を受け、相談の上、思い切って裏貼りを剥がして全面的に張り直しました。
屋根部分
 剥がされた屋根の部分。

 屋根の裏貼りに使われていた文書はちゃんと取っておいてもらいます。
裏貼りの文書

黒い屋根は、紙に漆を塗っていたようです。もちろん、元通りに修復することが望ましいのですが、今回はあくまで体験用の駕籠にする目的での修復だったので、経費を抑えるため黒いマット紙を貼って再現することにしました。

 残っている引き戸を参考にして、紛失していた引き戸を新たに製作。
製作した引き戸 

外側についていた御簾や油紙の日よけは、材料調達が難しいので当初から製作を断念しましたが、持って帰っていただいていた木の桟と思われる木片をパズルのように組み合わせると、窓の部分に取り付ける雪見障子だったことが判明。予定に入っていなかったのに、足りない桟を製作してすべての窓に取り付けていただきました。
 

破れていた油紙の日よけは、裏から補強してます。


 このほか、人が乗り込むことを想定しているので弱っている床板を補強し、内装も貼り直しを行いました。
 
修復後の駕籠の全貌は、次回、大公開します!!

2009.08.23 Sunday,11:50
| umiya | 資料保存日記 | - | - |
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2012.10.26 Friday,11:50
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